中途半端、でも一途

くすんだ乙女心が疼く日々

薔薇と太陽

本日KinKi Kidsの新曲「薔薇と太陽」のMVが公開された。

MVを見ることができて嬉しかったのはもちろんだが、それに伴うインタビューでにこにこしている二人を見ているだけで、嬉しいを超えてなんだか泣けてきた。とにかく私はニコニコ楽しそうに笑う2人に弱い。2人が笑っていれば、もうそれだけで私も幸せなのである。

 

7月2日に放送された「THE MUSIC DAY」にて新曲「薔薇と太陽」が初めて披露された。
事前に発表されていた歌唱曲は「フラワー」であり、新曲は歌わないのか、と落胆の気持ちを隠せなかった。
しかし、放送日が近くなると、新曲のレコーディングに参加したバンドメンバーの方が
THE MUSIC DAY」でもバックにつくとTwitterで発信し、「新曲初披露か!?」とKinKiファン界隈はざわざわした。

そして当日18時。
18時台に登場なのはわかっていたが、まさかの18時ぴったりに登場。
「フラワー」をさらっと歌う二人。メインステージに向かってあるいていく2人の足取りのぴったり加減に注目してほしい。意識せずに、歩幅が合ってしまうあたりに2人の軌跡が感じられる。

メインステージに移動後、光一さんの背後にどこからともなく女性ダンサーの姿が…!?「これはきたんじゃないっ!!!」と興奮度合が上がっていく中、ラジオで聞いた前奏が…!

この新曲、光一さんはダンス・剛さんはギターという二人が異なるスタイルでの披露となった。
他のグループのファンや一般の方でこのスタイルを斬新に感じた方も多いと思うが、KinKiファンは、このスタイルでの披露となることを知っていた上、このスタイルを目にするのが初めてではない。

この光一さん:ダンス/剛さん:ギターのスタイルは、私の知る限り過去2回コンサートでお披露目されている。

1回目は通称Fコンサートでの「ハルカナウタ」
2回目は通称Mコンサートでの「キラメキニシス」

ちなみにどちらも映像化している。

「ハルカナウタ」では新しいスタイルにチャレンジしている若い二人を見ることができる。(このコンサートはいろいろあったコンサートな上に、私は先立って行われた東京公演しか行くことができなかったので多くは語れないが。)
「キラメキニシス」はMコンのセットリストの中でもファンに好評な演出であった。歌詞の「きらめきに、死す」の部分の光一さんの振りに撃ち抜かれた被害者が続出した。

そして今回の「薔薇と太陽」である。
放送前日光一さんがwebの自身の連載「Show must go on」を更新した。そこで、今回の新曲披露のスタイルについて述べていたため、ファンの多くは事前にこのスタイルのことを知っていたのである。一応有料コンテンツのため、内容についてはこれ以上ここには書かないが、私はこの更新内容から光一さんから剛さんへの、そしてファンや周囲の方への優しさを感じとった。剛さんが自分で発信したら多かれ少なかれ波風がたってしまう可能性があったであろう。光一さんは「そんなつもりはないっ」と言い放つかもしれないが、それでも私は一方的に感動したのである。

そんなことがあっての新曲披露である。
私は彼らの表情にくぎ付けであった。
「あんな色っぽい表情をテレビでしちゃうのね」とドキドキしてしまった。そこにはまた一つ、魅せ方を進化させた2人がいた。

2人組はどうしても複数人のグループに比べると、魅せ方の幅が狭まってしまう。なぜならそこには2人だけしかいないから。
フォーメーションも歌割もバリエーションは少なくなってしまう。
グループとして考えたときに、複数人で踊れば迫力があるダンスも二人だけだとどうしても迫力減だ。
複数人いればコンサート中のMC一つをとっても「今日は●●と●●が率先して話していた」と話の進行の仕方のバリエーションが増えるし、「今日は○○と○○が多く絡んでいた」と見ているこちら側もいろいろな組み合わせを楽しむことができる。
けれども2人組は違う。
いつどんな時も1対1。そこには2人しかいないのだ。

しかし、KinKiは2人を生かし、2人だからこそできる魅せ方を私たちに提供してくれる。

 これからお披露目の場がいくつかありそうだが、もっともっと曲をものにして、私たちに見せつけてほしいと思う。